内容紹介
フランス管弦楽の色彩
飯森範親が2014年に首席指揮者就任以来、その活動がとみに充実の度を増している日本センチュリー交響楽団。アイデア豊富でハートフルなマエストロに、同じ言葉をそっくりあてはめたくなる合奏で応えるオーケストラの姿が、2019年7月の公演と並行して収録された当アルバムに刻印されている。プログラムの全体を貫く柱はフランスの作曲家たちが抱く“南"への志向(つまり南仏やスペインやイタリアに題材 を求める態度)であり、それに適った響きの質感や歌の脈動を、指揮者と楽団員が一体化しながら作り上げているあたりに彼らの蜜月ぶりが感じとれよう。そしてそこに華を添えるのが、パリ音楽院で学んだ横山幸雄のピアニズムにも他ならない。(木幡一誠)
メディア掲載レビューほか
屈指の中堅指揮者として人気も高い飯森範親と、2019年で創立30周年を迎える日本センチュリー交響楽団、共に充実の時を迎えた両者による、聴きどころ満載のフランス管弦楽作品集。 (C)RS