プロフィール

横山幸雄 Yukio Yokoyama
第12回ショパン国際ピアノコンクールにおいて歴代の日本人として最年少で入賞。19歳での入賞の記録はいまだに破られておらず、鮮烈なデビュー以降、日本を代表するピアニストとして国内外で活躍。2026年、デビュー35周年を迎えた。
幼い頃よりステージに立ち、小学生の頃にはすでにカラヤンやロストロポーヴィチなど当時の世界のトップアーティストの薫陶を受けた。同じ頃当時のレーガン米大統領の来日の際には中曽根元首相主催の官邸での晩餐会において招待演奏。またヨーロッパやアメリカへの演奏旅行へも度々参加している。1984年に全日本学生音楽コンクールピアノ部門中学生の部で第1位を獲得。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校在学中にフランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に留学し、ジャック・ルヴィエ、ヴラド・ペルルミュテールらに師事し研鑽を積んだ。
1990年第12回ショパン国際ピアノコンクールにおいて第3位およびソナタ賞を受賞後、本格的な演奏活動を開始。
近年の代表的な活動としては、2010年ショパン生誕200年を記念して行われた14時間に及ぶショパンピアノ独奏曲全曲演奏会「入魂のショパン」は全編世界配信され、ギネス世界記録に認定された。ポーランド政府より、ショパンの作品に対して特に顕著な芸術活動を行った世界で100名の芸術家に贈られる「ショパン・パスポート」が授与される。翌年には遺作を含む16時間にも及ぶショパンピアノ独奏曲全曲演奏会で自らのギネス記録を更新。2019年の「入魂のショパン」第10回記念公演では、独奏曲のみならず、協奏作品、室内楽曲、歌曲までを含む、ショパンが生涯に作曲し残された全240曲を、3日間で演奏するという前人未到の演奏会を開催。これを大成功に収め、その記録をDVDとしてリリースした。ベートーヴェンの生誕250年にあたる2020年には2日間にわたる「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全32曲連続演奏会」という偉業を達成し、その模様が全て収録されたDVDを発表。その卓越した完遂力においても、比肩する存在は世界にも類を見ない。
横山幸雄のライフワークともいえるシリーズ「入魂のショパン」「ベートーヴェン・プラス」は、楽曲の時代背景や作曲家の人生をたどりながら作品を味わう構成で、毎年多くの聴衆を魅了し、全国各地で高く評価されている。
また教育者としても多大な功績を残し、盲目のピアニストとして世界的に活躍している辻井伸行を中学生時代から指導し、ヴァン・クライバーンコンクールの入賞を経てデビューまで導いた他、数々の国際コンクール入賞者を育て上げている。また、故・中村紘子女史の遺志を継ぎ、日本パデレフスキ協会会長を務めるなど、音楽文化の継承と発展にも尽力。
演奏家、教育者として以外に作曲家としての一面も持ち、近年は指揮者としての活動も始め、フレンド・オブ・ACO(愛知室内オーケストラ)にも任命されている。各地のオーケストラと指揮および弾き振りによる公演を重ね、演奏家・作曲家として培ってきた緻密な構築力と豊かな音楽性を指揮活動にも発揮している。
また、ラジオ番組のパーソナリティとしても長年にわたり活動し、東京FMにて10年間、自身のレギュラー番組を担当。クラシック音楽の魅力をわかりやすく、かつ深く伝える語り口は高い支持を集めた。さらに、豊富なワインの知識とテイスティング能力を活かし、日本ソムリエ協会認定「ワインエキスパート」の資格を取得。音楽と食の融合をコンセプトに、レストランのプロデュースにも携わり、芸術と食文化を結びつける独自の活動を展開。青山にある「リストランテ・ペガソ」は、横山幸雄のワインと料理への深い造詣を活かした店づくりで、食通や文化人からも高く評価されている。
自身のプライベートサロン「ビアンカーラサロン」で、毎月サロンコンサートやライヴ配信リサイタル「マイハートピアノライヴ」など様々な企画を展開。コンサートホールとは異なる、よりアットホームな空間で行う多彩な活動を通して音楽の魅力を伝えている。
2025年、最新CD【ラヴェル:ピアノ・ソロ作品全集(2枚組)】を発売。